アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない/町山智浩

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)

 発売日の前日に会社帰りに丸善に足を運んだところ、すでに並んでいたので購入した。週刊現代の連載はある程度(立ち読みでそこだけ)読んでいたし、コラムの花道はpodcastで必ず聞いている。そんな僕が、本書を読んでも再確認させられ、勉強させられる。面白いものは色あせない。
 僕は、アメリカという国にあまり憧れがない。どちらかといえば、ヨーロッパ各国(各国、と曖昧だけど...)の方が憧れというか興味がある。で、僕のアメリカに対する知識って言うのはニュースで伝えられるものだったりの表面的なものばかりだった。先進国アメリカ。超大国アメリカ。そういったイメージだけをもっていた。
 だけれど、町山さんの連載やらコラムの花道を聞いているとアメリカという国は変わった国だなという思いが強くなった。トンデモ国家なんじゃ?と。でも、トンデモな部分なんてどこの国も持っている要素だろうとも思う。外国から見た日本だってどこかしらトンデモの部分があるわけだろうし。でも、アメリカのトンデモっていうのは何か異質な感じがする。それを上手く文章化できない僕の力の無さを嘆くのだけれど、異質なのだ。
 アメリカ好きの人もアメリカ嫌いの人も、万人に読んでもらいたい本。どちらにしても、アメリカへの印象とか理解が一味変わるような気がします。
 それと、本書のタイトルを見て思うのは、日本人の半分は東京の場所を知っているのだろうか?という事。さすがに分かると思うけど。アメリカと日本じゃ面積が違うから覚えやすいし。でも、どうだろう。そんな僕も北陸はちょっと理解が怪しい。ダメだろ、俺。

 で、町山さんの本を読んで、アメリカの宗教の話をさらに読んでみようと思って買ったのがこれ。

アメリカの宗教右派 (中公新書ラクレ)

アメリカの宗教右派 (中公新書ラクレ)

ちょっと前に買おうかなと書きましたが、今読んでます。

ちなみに

USAカニバケツ

USAカニバケツ

これも面白いっすよ。