雨はコーラがのめない

雨はコーラがのめない (新潮文庫)

雨はコーラがのめない (新潮文庫)


最初、タイトルをみただけでは、なんのこっちゃという本だが、
雨というのは江國さんが飼っている犬の名前である。
その雨と音楽について綴ったエッセイ集。


僕の家も犬を飼っている。ただ、室内犬ではない。
それでも、共感する部分というのは多分にあった。雨がみせる表情に関しても、
家の犬に対して同じように感じた場面が僕にもあったなぁ、と感じたり。


ただ、書かれている音楽に関してはまったくわからなかった(笑)
音楽に関してわからなった、というのはその曲について。
ただ、音楽がある生活については、その情景にフムフムと思う。
なるほどね、という感じ。僕も音楽無しの生活は考えられない。
ただ、ジャンルが違うだけだ、と思った。


改めて思った。誰もが曲によって導かれる記憶があるということを。