一月に読んだ本

きらきらひかる (新潮文庫)

きらきらひかる (新潮文庫)

悪魔のいる天国 (新潮文庫)

悪魔のいる天国 (新潮文庫)

爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ 哲学

爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ 哲学

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)

町長選挙

町長選挙

マドンナ (講談社文庫)

マドンナ (講談社文庫)


 一月中は読書をサボってしまった。が、なんとか↑の作品を読了。伊良部は面白い。とにかく笑える。イメージとしては「チーム・バチスタの栄光」に出てくる白鳥と雰囲気が似ている感じがする。まあタイプは全然違うけど。という訳で奥田英朗作品を結構読んだのでちょっと感想を書きたい。
 伊良部は強烈だ。彼は意図してなのか意図せずなのかわからないが、最終的には患者を治してしまう。その過程が楽しい。はっきりいって彼は無茶を言うし無茶な行動をする。でも、それが治療になってしまう。なぜなら、その無茶が実は核心を突くというかいいところを指摘しているから。その無茶が患者に自覚を促すから。で、ここにでてくる物語はまったく自分とは関係無いようで、関係ある話である。症状は関係が無いかもしれないけれど、それに陥った経緯とかは、僕たちにも起こりうる事である。そうやって読むと、う〜ん・・・なるほどねと思う。イン・ザ・プールのフレンズとか空中ブランコハリネズミなんかは、そう思った。あと義父のヅラは面白い。確かに、羽を伸ばすのも大事だよね。