そういえば

NHKスペシャル

 チャンネルを回していたらNHKスペシャルで柔道の石井慧を特集していたので観ました。ただし、途中からになってしまったのですが。
 やはり日本は柔道の母国ではあるけど、柔道最強国ではないのだな、と。まあこれは北京五輪の前からポツポツ言われていた話なのだけれど。それで、戦い方も世界の流れに合わせていくことはもう仕方ないというか。そんな中で石井選手は世界の戦い方を経験し、それに合わせていった。それを可能にしたのは彼の練習量の賜物なのだろう。練習の虫だ、なんて話は五輪前から聞いていましたけどね。それが素晴らしい。
 世界のJUDOを痛感し、それを受け入れ準備して挑んだ北京。金メダルを獲れたのは偶然でもなんでもなく、それ以前に大きな要因があったのだと思った。
 それと、番組タイトル「日本柔道を救った男」とあるけど、従来の日本の柔道の美学とかそういった面で語るならば、むしろ彼は「日本柔道に引導を渡した男」なんじゃないのかなとも思う。ただ、進むべき道を改めて提示したという面ではやはり「救った男」になるのかも。